夢の細道

夢日記

神父 #41

家は四角いコンクリート造りで屋上がついていた。私は庭にはえている葉っぱの豊かな木の枝を折って1メートルほどの十字架を作り、家の中で、水の入ったバケツにつけて柱にたてかけておいた。
黒い聖職衣を着た二人の神父がやってきた。ひとりは外人で、もうひとりは日本人だ。この二人は何か準備をした後で、外人の方が合図をすると、天井の中央の天窓があいて、いきなり水が滝のように落ちてきた。私は驚いてワァーと叫んだ。一瞬の滝は二人の神父の上にちょうどよく落ちて二人を濡らした。女がカン高く笑って、これがヨーロッパ式なのよ、と言った。神父がこの仕掛けを作ったらしい。日本人の神父には、この光景は似合わないような気がした。