夢の細道

夢日記

赤い鳥 #53

広場のような所で、物干し竿みたいな中の空洞な長い筒に、なにやら色々つめこんで、空に向かって投げ釣りの要領で力一杯振ったら、筒から色とりどりのたくさんの鳥が飛び出して、広場の空を旋回した。なかでも真っ赤な鳩の形の一団が鮮やかでひときわ目立っていた。

書店に入った。瀬戸内寂聴の文庫本の棚を見ていたら、ゼロのなんとかというタイトルの本を見つけて、これは松本清張のパクリだなと思いながら本をめくっている内に上着の内ポケットに本をいれてしまった。盗む気持なんかまったくないのに。しかとして店を出て、やみくもに歩いたら道に迷っていた。小さな駅にたどり着いたが知らない駅だ。各駅の図表を見上げても分からない。急ぎの用事もないから、また歩き出した。