夢の細道

夢日記

ショトザナ #57

S氏は某会社の社長になっていて、私は再び彼に雇われていたが、再び彼と仲違いしてしまった。私はひどく腹を立てて、某会社に残してある私物を取りに行った。某会社の敷地にはテニスコートが何面かあって、数人が練習をしていた。その中に、とても可愛らしい女の子を見かけ、某会社を出ていくのが、おしいような気がした。テニスコート脇の物置き場の棚に置いてあった私物をリュックに入れて外に出た。S社長が数人の取り巻き連中と一緒にテニスコートに現れるのが見えた。私はS社長をおもいっきり無視して、その場を去った。S氏は過去に、ある場所に私を導いていた。
そこは、夏は50度近くまで気温が上り、冬は15度以下まで下がった。その地域の中心には青い巨大なモスクがあって、まわりにヒナビたバザールや民家が点在していた。郊外の荒れ地には、牛やラクダを一瞬で殺してしまうというサソリよりズット恐ろしい毒グモがいた。その蜘蛛をみんなショトザナと呼んでいた。冬には雪が降った。そのおかげで、厳しい夏でも地下水が豊富で、ラグビーボールのようなメロンやプリプリのブドウなどの果物がよく産出された。
私は車にひかれかけた黒い子猫を可愛がっていた。その子猫にゴンタと名付けた奴がいた。「黒猫のタンゴ」からとった名だという。そいつは、なんと、私の不在の折りに、私への腹いせからか、ゴンタを焼き殺してしまった。