夢の細道

夢日記

🐴馬 #60

仕事の関係で北海道の大熊町に引っ越すことになった。スマホ大熊町を検索したら、福島県原発事故の町だ。北海道にも大熊町があるらしい。北海道は広々として、イイところだ。オホーツク海の方ならナオいい。島もイイが、少し窮屈そうだ。
大熊町の下宿先から連絡がきた。オッサンふうだ。なにを言っているのか分からなかったが、私を歓迎しているふうだった。

クラシックギターの練習をしている。うまくコードをおさまえられない。私の指はズングリしているからギターにはむいていない。ボクシングとかお百姓さんとか中学校の先生とかにむいてそう。中学の生物の先生でスケデブというあだ名の大デブがいた。熊のような毛の生えた大きな手でカヨワイ女の子に楽しそうに触れるのだった。
ギターはうまく弾けないが、片手で持って歩くのは気持がいいようだった。

父がどこからか馬を家の中に持ってきて、自分はどこかへ行ってしまった。馬は困ったように家の中をうろうろしていた。人参を与えたら落ち着くだろうかと思って冷蔵庫からとって、きっと喜ぶだろうと馬に与えてみた。馬は人参を口先にくわえると、ブォーンとあっちの方にほおり投げた。機嫌が悪いようだ。
私は母に、餌も飼い方も分からないのに、なんで唐突に馬なんかを連れてくるんだ、と大いに怒りをぶちまけた。母は申し訳なさそうに、人参を桂剥きにしていた。