夢の細道

夢日記

VR釣り② #89

その日はカヌーを漕いでワカサギを釣った。森に囲まれた小さな湖だった。真冬でも所々薄氷が張るくらいで、完全な結氷はなかった。所々、薄氷をオールで叩き割って前進した。
ちっちゃなウジ虫を五本針に付けて湖の底へと落とす。着底したら少し糸を巻いて竿を小刻みに振ってやると、極細の竿先がブルブル震えて、糸を巻くと2,3匹ワカサギがくっついてくる。釣れなくなるとカヌーを漕いで場所を移動する。寒気が体を締め付けるが楽しい。😃💕食べられる量を釣ったら終了だ。森の中の家に持ち帰り、唐揚げにして食べる。お酒🍶を熱めにして、湖のワカサギを味わう。

巨大なモスクでコーランの祈りを捧げた後、私達は長い陸橋を仲間達と歩いていた。陸橋は中心街へと通じている。白くて長い服を着流してイスラム風の丸い帽子をかぶったりターバンを巻き付けた男達とぞろぞろ帰途についていた。ホダー(神)よ、ホダー、どうしてこの人生は悲哀ばかりがウチ続く?その時、陸橋を歩く一団にどよめきが起こる。私の隣を歩く老師が、誰かが悪の聖水を撒き始めたと言った。大変だ、テロだ、汚らわしい悪の聖水。辺りはパニックになりそうな不穏な動き。すでに駆け出して逃げようとする人々。私達も陸橋脇の非常階段を降り始める。悪の聖水は硫酸のように人体を焦がしてしまう。ホダーよ、ホダー、どうしてこの世は?

海外の海賊番組で、ボレロ風バンドでジョニーアルフの名曲「そよ風と私」を演奏するという情報を得て、そのチャンネルを傍受した。四人編成のバンドでボーカルは男性だった。スペイン語で意味は分からないが、リズムはハイセンスだった。「そよ風と私」はなかなか演奏してくれなかった。歌を聞いているとスペイン語を話す中南米の髭面の男が話しかけてきた。男はベラスケスと名乗った。ベラと呼ぶことにした。私はスペイン語は分からないこと、ポルトガル語は少し話せること、「そよ風と私」は大好きな曲であるということなどを話した。ベラと私は意気投合し、ブラジルの仲間を紹介しようと言ってくれた。かれこれ私はブラジルの友達が欲しいと思っていたので、ベラに礼を言った。ベラの仲間が5,6人かけつけて来た。中には太ったオバチャンや子供もいた。いつかそこは野外になっていた。ワイワイやっている内にスズメバチが男の子を刺し、辺りは騒然となった。男の子をすぐに私の家に運んで蒲団に寝かせた。救急車を呼んだ方がいいだろう。私は薬箱に消毒液を探すが、なかなか見つからない。ハチに刺された子供をベラが見守っている。ベラが病院や薬局にすぐに行かないのを不思議に思った。お金がないのだろうか。ベラの仲間達との下品な言葉遣いから、あまり素性のいい男ではないと思えた。こんな時でも卑猥な話で周りの仲間達と笑い合っている。