夢の細道

夢日記

釣り日記ではない 3

いつものように知らない街をさまよってからビルの屋上に行き着いた。二人の女がいて知人のようだった。その屋上からやや小さな漁港を見渡せ、堤防には数人の釣り人の姿があった。ここに来ればなにが釣れているかをよく観察できて便利だなと思った。すると手前にいた青年が釣り竿を強烈に曲げて魚を取り込もうとしていた。私は急いで青年のもとに駆けつけた。青年がタオルにくるんだ魚を見せてくれた。竿を曲げたわりには大きくない魚で、三角の頭で大きな口にはワニのような鋭い歯がはえていた。奇妙な格好の魚で、青年はワニゴチだとか言ったが、絶滅した三角頭の古生物のようでもあり、私が以前釣ったことのあるアカエソのオバケのようでもあった。どうやってさばくのだろうか、食えるのだろうかと思った。ここではクロダイは釣れますか、と青年に聞いてみた。私は釣りの対象魚をクロダイにしぼろうと思っていた。青年はここではチヌは釣れないと言うので少しがっかりした。ここはカサモノしか釣れないと青年が言った。カサモノってなんだろう?コチやホウボウなどのソコモノのことだろうか?