夢の細道

夢日記

「夢日記」 島尾敏雄 著

スマホ夢日記で検索したら、この本を見つけた。アマゾンの中古品を送料込みの700円で購入した。河出書房新社の文庫本だ。1968年昭和43年から1975年昭和50年、彼の51才から57才までの夢の記録だ。彼は1986年昭和61年69才で亡くなっている。死の直前まで夢日記を付けていたというから、この本以外にたくさんの夢の記述が眠っているのだろう。何故、この時期だけを切り取って発表したのだろうか。ここには、彼の家族や親族が何度も登場する中で、開高健、井上光春、吉行淳之介安部公房大江健三郎檀一雄埴谷雄高など、当時の第一線の作家たちが登場しているのも見ものだ。