夢の細道

夢日記

アンドリアン #61

私の住んでいるところは小さな町だが、近所にアンドリアンという美味しいケーキ屋さんがある。近隣の地域にも、その名声は広がっている。
月や南極に宇宙人の基地があると言っていた従兄のタダシさんは階段から落ちて首の骨を折ったり、喉頭癌で声がでなくなったりとサンザンだが、長そうな巻き物を持ってきた。中は墨で字が書かれていて、江戸時代頃の物のようだが、濡れていた。おばあちゃんちは広くて日当たりがいいので、おばあちゃんちで巻き物をひろげて乾かすことにした。
おばあちゃんは若い頃は大きな花園を持っていた。A嬢もそこで働いていた。たくさんの花々を育てていた。私はA嬢を母のように慕っていたらしいが、いつのまにか夢のように消えてしまった。
おばあちゃんは、まだ寝床の蒲団を敷きっぱなしにしていたけど、かまわずソノ上に巻き物をスルスル広げた。おばあちゃんも、珍しいもんだね、と感心した顔をした。その後で、アンドリアンのケーキがどうのこうのと言い出した。年寄の集まりでアンドリアンの話題がでているらしい。