夢の細道

夢日記

ハブの島 #73

高速道路を自転車🚲で逆走していた。何処を走っているのか分からなくなっていた。サービスエリアに入ってサービスカウンターで地図をみたり、柱や窓や掲示板の地図を見てもサッパリ分からない。
ふと、トイレに行きたくなった。サービスエリアの店の中の通路の脇に便器が、なんの仕切りもなく置いてあった。私は自分のソチンがみんなに見られるのを恐れながら便器のフタをあけて小用を果たした。

浅草にある転職先の小さな出版社に挨拶に来ていた。観光案内書などを手がけている出版社だった。そこの社長は初老の男で、いつ引っ越してくるのか、と私に尋ねた。12月中には、と私は答えた。長い間、中近東でヒツジ🐑やヤギに似ている人達と暮らしていたせいで、日本のことは分からなくなっていた。帰国後は実家に居候しながら仕事を探していた。なるべく会社の近くに住もうと思っている。余暇には浅草サンバチームにくわわってパーカッションの練習をしよう。日本に来ている留学生を口説いて同棲してみよう。

ヘビを見ればハブと思え的な島にいた。道端に死んだハブがころがっているのを見た。
そこへ広告代理店の男がやって来て、追加広告のゲラ刷りと請求書を持ってきた。ゲラ刷りの中には、縁側から覗いた畳の部屋に二人の女性が服を着たまま昼寝している光景のもあった。女性はミホさんとマヤさんと思われる。ミホさんは、先に亡くなったマヤさんをこの地に埋葬し、後に自分も同じ場所に収まった。夫の島尾敏雄氏の墓は実家の福島県相馬市にあるという。分骨して、ミホさんの所にも彼の骨の一部が納められているらしい。(これは彼が死んでも分裂しなければならなかったことを表しているのだろうか?死の棘はまだ血を流し続けているのか。)
奄美加計呂麻島は、敏雄氏とミホさんの出会いの島だった。(又吉氏のお母さんもこの島の出身らしい。)
さて、追加広告の掲載には専務の承認が必要だったので、専務のA氏に、ゲラ刷りと請求書と承認印を押す判取帳を渡した。