夢の細道

夢日記

小説 #69

大きな卵が発掘された。恐竜の卵に違いない。2メートルはあってキレイナ楕円形だ。両手で抱えてみると、それほど重くない。中身はカラのようだった。1つだけではなかった。その辺一帯は恐竜の産卵場所だったようだ。ちょっと掘っただけでも、いくらでも出てきそうだった。ほとんどは割れて破片だけだったが、なかには原型をとどめているものもある。隣の男が、また1つ発掘した。米俵くらいの大きさだ。やはり中身はカラのようで、私はそれを右肩にかついで走ってみた。

高校生の夏休みの宿題に小説を書いて先生に提出した。先生は、「そんな自意識を持たないで下さいね。」とか言っている。先生は風邪を引いていて、すごい鼻声で聞き取りにくいが、私の小説を批判しているようだった。高校生の私は、未来の落ちぶれた自分の姿を書いたのだが、それは現在の自分の姿にピタリとあてはまっている。夢の中での高校生の自分が、先生の忠告を素直に受け入れ、反省し、未来の自分が大金持ちになるとか、偉い政治家になるとかいう小説に書き直してくれていたら、今の自分は少しは違う ものになっていたかもしれない、どうかしらん。

12畳くらいの大部屋に5,6人の男達が雑魚寝している。その中に私もいる。私達はテロリストのグループで、その部屋で爆発物を組み立てているらしかった。夜中、1個の爆発物が妙な音をたて始めて、私は目を覚ました。爆発するかもしれないと思ったら、本当に爆発した。当たりは黄色い光線に包まれた。幸い小さな爆発物だったが、核を仕込んだ爆発物も怪しい音をたて始めた。私達は転がるようにして外へ出た。ドカンとくれば、すべてはおしまいだ。💥