夢の細道

夢日記

夢日記

赤い鳥 #53

広場のような所で、物干し竿みたいな中の空洞な長い筒に、なにやら色々つめこんで、空に向かって投げ釣りの要領で力一杯振ったら、筒から色とりどりのたくさんの鳥が飛び出して、広場の空を旋回した。なかでも真っ赤な鳩の形の一団が鮮やかでひときわ目立っ…

妻 #52

小学校の低学年くらいの私の息子と外を歩いている。息子は、母親の悪い評判をよく聞かされる、と私に話した。私に隠れて、いろんな男と付き合っているらしい。子供の耳に入るほどに私の妻は×××なのだ。いつからか、私には指一本ふれさせないくせに、他の男だ…

歯医者② #51

歯医者に行った。妻も一緒だ。診察椅子に座ると、どうしましたか、と医者に聞かれて、さっき見た夢の話をした。「野球の試合のベンチにいて、相手チームの投手に野次をとばしていたら、代打の指名を受けて、打席に立ってフルスイングしたら、ホームラン性の…

ベンチ #50

マンションの窓から小さな公園を見渡せた。ひとつしかないベンチの端に老人が一人すわっている。R嬢が現れて老人の隣りにすわるのが見えた。私はR嬢に見つからないようにしてR嬢を見つめ続けた。近所に住んでいるのだろうか。あの頃は言葉さえかけること…

🐭ネズミ #49

ネズミが、たくさん、わいた。そのネズミたちは人を食うので大変だ。ワレワレは食われないように急いで家の中に避難するが、ネズミはどこからでも入ってくる。液体の二酸化炭素が効くということが判明した。一斗缶のその液体を小さな容器にいれ、そして噴霧…

エリス レジーナ #48

エリス レジーナが私の部屋の掃除をしにきた。その日は本部のS部長から○書店京都店の応援にいくようにと指示されていた。エリスと友情を深めるイイ機会だったのにと残念に思いながらリュックをしょって家を出た。エリスは37才で自殺したブラジルの歌手だ…

夏でもないのに #47

ついにイタリア空軍が出撃した。無数の戦闘機が空を埋め尽くしている。クリーム色した潜水艦のような飛行物体だ。どこを爆撃するのだろう。 暑くなってきた。ドアをあけると、なにやらヤカマシイ飛行物体がドッと入ってきた。イタリア空軍はオレを爆撃するん…

ハンコ屋 #46

ハンコをなくしたのでハンコ屋に行った。頭の禿げた痩せたオジイチャンがいた。高校生の私を見るとハンコ屋が何か言ったが、とても聞きとりにくい。ズーズー弁なのか私の耳が悪いのか。ただ、私のことを心配して気づかっているようだった。どうやら、どうや…

蟹 #45

入江の近くに住んでいる。船着き場のような堤防の附近で何人かが海面を覗いている。私もつられて覗くと、浅そうな海底に大きくて旨そうな赤い魚が数匹泳いでいる。アミですくえそうな気がして、大きなタモアミを取りに家に戻った。タモアミは、しばらく使っ…

ガルコスタ #44

その日、録音機を再生していると、ガル コスタの声が入っていた。「私との交際をすっぽかすなら、それ相応のケアをして下さい。たとえば食事をおごるとか。」という伝言。ガルはブラジル人だが、日本語で言っていた。今では75歳の婆さんだ。一緒に聞いてい…

記憶喪失 #43

大学の教室らしい片隅で友人らと談笑している。隣にいる長い付き合いの友人の名前が思い出せない。女友達が怪訝な顔付きになった。学生課で名簿を借りて確認しようと思うが、また迷って、外に出てしまう。戻ろうとするが入口が分からなくなっている。ひとつ…

線路 #42

朝の通勤電車。うっかり、いつもと違う電車に乗り、違う駅で降りた。前にも同じことがあって、その時は地図を持っていたので位置を調べることができたが、今日は地図を持ってない。前の経験がまったく役にたたない。駅を出て適当に歩いてみるが、わけが分か…

神父 #41

家は四角いコンクリート造りで屋上がついていた。私は庭にはえている葉っぱの豊かな木の枝を折って1メートルほどの十字架を作り、家の中で、水の入ったバケツにつけて柱にたてかけておいた。 黒い聖職衣を着た二人の神父がやってきた。ひとりは外人で、もう…

伊豆の山道 #40

伊豆の山道のまだ通ったことのない道の方へ行ってみると、広い下り坂の入り際で誰やら募金活動をしている。そこをスルーして、下り坂をしばらく歩くと大きな建物に行き着いた。中は食事処みたいになっていて客たちが麺類を食べていた。スマホで今日の株価を…

A社でのこと③ #39

その小さな出版社に、週に1度、各書店から集められた返品本がトラックで届けられた。返品本が届くと、みんな仕事の手を止めて総出で台車をだして積み下ろしを手伝った。私は検品係だった。トラックの荷台に入って伝票と返品本を照らし合わせ、間違いがない…

居酒屋の女 #38

居酒屋の座敷でアグラをかいて1人で飲んでいた。ホッケ焼きがきて食べようとすると、私のアグラの上に、いつの間にか店員の女が座っている。黒縁メガネをかけ、どちらかといえば不細工な女だったが、お礼に晩御飯を頼もうとすると、私のテーブルが片付けら…

指令 #37

同僚のK君から欠勤の連絡があった。K君がいなければ今日の仕事の遂行は難しい。少し眠くなった。本社の本部長に電話で指示をあおぐと、支店長に連絡して、誰でもいいから応援を送ってもらえ、と言っていた。本部長の指令だから支店長もなんとかしてくれる…

サクラマス #36

北海道の民宿のような所に3人で泊まっている。1人は日馬富士に似た釣り人で、砂浜に一緒に出かけた。 広大な砂浜は、沢山の人で賑わっていた。海に面して一列にビッシリ並んで、海に向かってイッセイにルアーを投げている。地元の婆さんまで混じっている。…

オバサン #35

年配のオバサンとイイ仲になった。外をオバサンと歩いていた。もう×××の仲だから、遠慮することはないんだと思い、オバサンの手を握った。 途中、車の整備工場のような前を通った。オバサンは車に興味があるらしく、中に入っていった。 次には、サテンにいる…

ドリンク #34

屋上の大きなテントの中でドリンクを作っている。手ごろなボールの中に藍色の濃縮ジュースのような液体を入れ、そこに日本酒をそそいで、お玉でかき混ぜ、小さなグラスに注いでみんなに振る舞う。私も作りながら何杯も飲んだ。藍色の液体が終わったので、今…

子犬 #33

家の縁側の前が道路になっていて、白い子犬を連れた少女が通っていく。生まれて間もない子犬は可愛く、子犬を連れて散歩している少女はさらに可愛らしかった。少女が、見ている私に気付いたので、私は、だらしなく笑いながら、こんにちわ、と会釈した。少女…

歯医者 #32

歯医者に行った。以前、金属をかぶせた奥歯が虫歯になってるみたいだ。病室には、後ろ姿だが、パンチパーマの恐そうな中年の先生がいて、やだなと思ったが、帰るわけにもいかない。そこには常連らしい男の患者がいて、口を大きく開いて自分で歯についている…

返品 #31

ドアベルが鳴って開けると、頭の禿げた小太りの宅急便のオジサンが立っていた。A4サイズの厚手の封筒を渡された。それは私が長野県の人に送ったものだ。メルカリか何かで長野県の人が欲しがっていた書籍を1冊送ったものが返送されてきたらしい。返品して…

精算 #30

経理のE嬢がやってきて、私の経費の精算をするという。私はE嬢のダンナに似ている男と仕事をしていた。 「いつまで活動を続けるんですか。」とE嬢が言った。なんの活動のことを言っているのか分からなかった。今の仕事のことか。夢の細道の旅のことか。○○…

エレベーター #29

エレベーターのドアが開いて、何人か一緒に乗った中の1人のオバサンが手元のボタンを押したら、天井の中央からシャワーが噴き出した。「どこおしてんねん。」「止めてくれ、アホンダラ。」と非難ゴウゴウ。私はとっさに行先の3Fのボタンを押したら、水が…

ラーメン屋 #28

ラーメン屋になっている。店は繁盛しているようだ。客がどんどん入ってくる。私は1人で対応していたが、たまらず、誰か手伝って下さい、と叫んだら、老人が1人調理場に入ってきた。さあ、カラの丼を棚から5まい出してえ、と老人に言ったが、老人はうろう…

人喰い #27

人喰いの男が、そのワザを私に語った。その男は、たくさんの人を食ってきたにもかかわらず捕まらないで人の間に紛れて生活している。餌の中に住んでいるようなものだから食事には困らないらしい。腹がすけば、ちょっと出かけて食べればいい。硬いブイは特製…

家の下宿人 #26

家に青年の下宿人が3人いた。N君は、引きこもりがちで、たまに顔をあわせると、いつも苛立っているように怒った顔をしている。 台所へ行くとK君が野菜をたくさん運んできた。白菜や大根やネギや。私の母と一緒に野菜の買い出しに行ったらしい。母と仲がよ…

蛇使い #25

素手で小動物を捕まえる訓練をしていたようだ。ネズミやイタチやウサギやハトや。そこに蛇がでてきた。暗赤色と黒のまだら模様の顎のはった三角アタマの不気味なやつだ。毒蛇かもしれない。うねっているから、伸ばしたら1メートルはあるやつだ。喉元をつか…

A社でのこと② #24

A社の経理部。休日にもかかわらず出社している。寝袋がおいてあるから泊まったらしい。請求書控えの束から、広告代理店のP社の請求書控えを捜している。何度もめくり返しているのだが、いっこうに見つからない。古い付き合いだから若い番号のはずだが。書…